室蘭を出発して、洞爺湖に向かった。
早朝の湖は人もいなく、静かだ。ここでもうぐいすの鳴き声だけが聞こえてくる。
サイロ展望台にて
とうや.水の駅にて
水はとても澄んていて、湖面に空が写り込む。
そして、春の最後の桜も散ったばかりで、花びらがそこらにまだ残っている。
洞爺湖をあとにして、函館に行く途中、吉兆の虹が現れる。いいことがあると思い
一生懸命に虹を追いかけて、くぐろうと車を走らせたが、残念ながら手前で消えてしまった。
くぐりたかった。
札幌を出発し、北海道の道南にいよいよ移動する。北海道最初の上陸地の苫小牧から南下する。
支笏湖を経由して苫小牧へ。そして、室蘭に向かった。北海道は湖が本当に多い。
室蘭に向かう途中、白老町のレストランに立ち寄った。そこの屋根には、巨大熊がいる。あまりのビッグさに車を止めずにはいられない。
さらに途中、登別市には大きい鬼が歓迎している。こちらも巨大さに圧倒される。スケールが違いすぎる。
そして、室蘭の地球岬に着いた。
太平洋を一望できる。青空だったら尚、良かったが。
また、砂浜が見たくなったので、近くの海へ行くことにした。以外に旅行していると断崖絶壁の観光地が多いので、時々、砂浜から波や海を見たくなる。
今夜は伊達市で。
伊達市は宮城県の伊達氏が明治維新の頃、移民して開拓した土地のようだ。北海道で、どんなつながりがあるのかと思ったが、そのような理由らしい。
鎧兜も。
夕方になると空が暮れてきたので、覗きにいってみると、
次第に赤くなってきた。
さらに燃えるように真っ赤に染まっていく空。しばらく見入ってしまう。
それは思った以上に赤かった。
旭川に泊まり、朝がやってきた。せっかくだと思い、札幌に行く前に美瑛で景色を見ていくことにした。天気は前日の雨空から晴空に。
美瑛といえば有名な観光地、パッチワークの路やパノラマロードを抜けていく。電柱やお邪魔するものもなく一面見渡すことができる。
ポツンと生えるただの木さえも写真を撮りたくなる。
そして朝日が昇り、美瑛の丘を照らしていく。
5月の終わりでも、まだ春が来たばかりだ。野や畑にはこれから作物が植えられて、緑の景色になっていく。
早朝の誰もいない北海道をただ走る。
花もラベンダーもまだ咲きはじめで、まだ観光的には旬ではない。
真っ直ぐに続くジェットコースターの路を走る。
美瑛に来ない予定ではあったが、来て良かった。
そして、札幌に向かった。
やっぱり天気がいいのが一番。見るもの全てが良く見える。
羊山公園もすっかり晴れていて、札幌市内が見渡せる。
クラーク博士の下で記念撮影しようと思ったが、外国人の団体観光客に遭遇してしまい、なかなか順番が回ってこなかった。
皆、クラーク博士と同じポーズをして撮っていたが、普通にカメラに収まるのだった。
札幌を出発し、芦別市にある北海道大観音に向かった。以外に札幌から遠く2時間以上かかる。北海道に行ったら、是非行ってみたいと思っていた場所だ。
着く頃には、天気も曇ってきて、ついに雨が降り出した。
川を挟んで遠くからも大観音を見ることができる。
しかし、北海道大観音に着いても肝心な入口が見当たらない。ネットで調べてみると、現在、所有者が変わって参拝はできないようだ。調べておけば良かったとは思ったが、遠くからでも、拝めて良かった。
近くで見たら、大きさに圧倒されるに違いないだろう。
札幌方面に戻ろうと思ったが、時間も時間で少し疲れてきたので、富良野、美瑛を通って、今夜は旭川に行くことにした。
美瑛駅
雨も強くなってきたので、急ぎ走ることに。しかし、美瑛で、前に来たことが懐かしくなって、思いがけず美瑛神社に行くことにした。
そして、神社に参拝し、来れたことに感謝した。
参拝を終えると太陽が一瞬、顔を出した。
もしかして歓迎してくれているのだろうか。
と思った。
真狩村を出発して、恵庭を経由して再び札幌市内に入る。朝から雨がぱらついている。
札幌市南区に入り、滝野霊園内にある頭大仏殿に。
滝野霊園の入口には、人々を迎えるようにたくさんのモアイ像が立ち並んでいる。何故モアイ像かはわからないが。
モアイ像や仁王像を見た後、頭大仏殿へ。
建物に近付いていくと、屋根から、頭が突き出ている大仏の頭部が見える。
入口を通って、中に入ると大仏の胴体が見える。ここから建物の外に頭を突き出しているようだ。
近付いて見上げると、大仏様の顔が見える。
参拝を終えて、穴の空いた天井を見上げていると、
大仏様の頭を照らすように太陽が顔をのぞかせた。
そして、北海道大神宮に行くことにした。
降っていた雨も止んできて、少し空も明るくなってきた。ここに来れたことに感謝した。
神社を参拝後、近くにあるサッポロビール博物館に訪問した。ビールを飲むわけではないが、せっかく札幌に来たのだからと見学をした。
昔の建物やポスターなど、当時のことや長い歴史を感じさせるものが多く展示されていた。
サッポロって感じ。
小樽運河から北に海岸線を通って、積丹町にある島武意海岸に向い、
海や岩を眺めながら車を走らせる。
到着すると駐車場から徒歩で島武意海岸まで行く。
トンネルを抜けたその向こうに海が見える。
青い空と濃い青の海が広がっている。天気が晴れでないとこうはいかない。だから、天気は気分的にも、視覚的にもすごい大事だ。
島武意海岸から更に、神威岬に行くと、だんだんと雲行きが怪しくなってきた。
神威岬に着くと、
突風が吹いていて、とても3脚で写真など撮れない。
10分程坂道を登って、女人禁制の門まで行く。しかし、強風のため、残念ながら門は閉ざされていて、これ以上先には進めない。
そこから、逆の方向へ10分程歩いて、別の展望台へ。
本当は、あそこまで行けたのにと思いながら、岬を
眺める。
強風が‥‥‥。
反対側はまだ晴れているのに。こちら側はけっこう雲が。
今夜はニセコでと思ったが、さすが人気観光地、道の駅の駐車場もかなり混み合っていて、入るのをやめた。
この辺りでは、あちらこちらから羊蹄山を見ることができる。
止む得ず、隣の真狩村に行くことにした。
そして真狩河川公園にて。
真狩村で泊まることにして、お土産に「たかしせんべい」を買ったのだ。
留萌を早朝に出発し、高速道路にて一気に札幌へ。こちら北海道は一般道でもスピードは速いが、やはり高速の方が安全かつもっと速い。
札幌に着くなり、まずモエレ沼公園に。広い駐車場から中へ入って行く。公園内も広そうだったので、あまり無理をせず、適当な所で引き返した。
その後、札幌中心街に行き、有名な札幌市時計台に。都会のビルとビルの間に建っている。旧北海道庁赤レンガ庁舎にも行ってみたが、残念ながら工事中で幕が引かれていて、全く見れなかった。
今回は札幌にそんなに滞在しないつもりだ。どちらかという郊外に行こうと計画している。
札幌から40km小樽運河に向かった。以外と近くにある。
観光地とあって、それなりに外国人観光客がいる。夜にはライトアップもされ、もっと人出もあるのだろう。
裏通りにも倉庫が建ち並び、昔の面影を残す。
広範囲の旅になると、なかなか同じ場所に長時間の滞在は難しい。雑誌で見る夜景も見てみたい気もするが‥‥。
でも見るなら、やっぱり青い空が優先事項かな。